さっくりしたストーリーとしてはカリスマシェフの風間杜夫が病気で倒れた事により経営難に陥ったイタリアンレストランにやってきた天才料理人の江口洋介が店を立て直していくというありがちな設定。
江口は天才シェフという役だったけど「天才」というよりも「料理バカ」という表現の方がピッタリ。車が故障して修理に来た温水に暴言吐いて喧嘩になったり、八嶋智人の子供に料理がまずいと言われてムキになって食べさせようとしてみたりと結構人間臭い面もあって魅力的な役柄だったかな。
従業員それぞれに多かれ少なかれの秘密なんかもあったりしたわけだが、終盤にあったユースケ・サンタマリアの回は良かった。レストランを舞台としたドラマというとどうしても厨房がメインになりがちだけど、ユースケのホールのスペシャリストとしての仕事は素晴らしかった。最後の江口とユースケのシーンはこのドラマ屈指の名シーンだと思う。
エンディングのサカナクションの曲は最初はこのドラマに合わないかなぁと思ってたんだけど聞いているうちに違和感が全然無くなってた。
フジのドラマチックサンデーの枠は今回で廃止されるらしいがドラマ好きとしては少々残念。毎回この枠はTBSとフジのどっちがいいかなぁ~なんて悩むのが楽しみだったんだけどね。
[0回]
PR