特番もたくさんあって録画番組の処理が追いつかないや。ということで随分遅れちゃったけどラストホープを見終えました。
大学病院の高度先端医療センターが舞台で6人の優秀な医師が活躍するドラマ。医療物のドラマは比較的マンネリ化しやすい傾向があるんだけど、このドラマでは主要キャストの過去のシーンを頻繁にザッピングして見せる手法を多用したりと演出面で工夫が見られた。
しかしこのザッピングの多用は賛否両論な気がして、私としてはダメと言いたい。登場人物の背景は大事だけど情報量が多すぎる。また頻繁に過去と現在のシーンが切り替わり、それが主要メンバー全員にある上に過去でそれぞれ接点があったりした日にゃ人間関係もややこしくて見ていて疲れる。ストーリー重視で人物の背景がしっかりしているドラマが好きという人にはありかもしれないが、軽くドラマを楽しみたいという私にはちょっと合わなかった。
あと主要メンバーが抱えている過去の闇が重すぎる。相葉雅紀の明るさや田辺誠一のお茶目さ、小日向文世と桜庭ななみのやり取り等で多少和らげていたものの、再生不良性貧血の長男を助けるために「造られた」相葉とか、死んだ息子を甦らせるために研究をする小日向とかのエピソードは重すぎた。
多部未華子は「デカワンコ」の様なコミカルで可愛い役とか、「ヤスコとケンジ」や「GM~踊れドクター」の様にしっかり者だけど周りの人に翻弄される役が合っていると思っていたが、今回の様にシリアスで口の悪い医者役もいいじゃないか。最終回でちょっと微笑んだところを相葉に突っ込まれて照れて逃げる所なんかなかなか。私の知らない多部ちゃんの新しい面が見れたかな。
ドラマ内で印象に残ったのは10話目の最後の髙嶋政宏が倒れるシーンと11話目の痙攣のシーン。あの巨体が豪快に倒れたり痙攣してる姿はドラマなのに「大丈夫なのか?」と思ってしまった。どうでもいいが彼の名字は「高嶋」じゃなくて「髙嶋」が正しいんだってね…って機種依存文字じゃん。
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