学校行事のキャンプ途中の事故でバスが転落してクラスメイトがほぼ死亡。残されたのは女子5人と途中で合流した男子1人の計6人で救出を待つというもの。
途中で見つけた川でとりあえず水も魚も手に入るので、その近くで救助を大人しく待っていればここまで酷い事にはならなかったんじゃないかとか、今の日本ならNシステムもあるのであんな大事故があったのにバス発見までにこんなに時間がかかる訳がないとかあるけれど、そんなのを差し置いて面白かった。
主演の桜庭ななみの安定感は申し分ないとして、鈴木先生ではヒロインを好演したのにあまり日の目を見なかった土屋太鳳の好演、作中では突然鎌を手にして恐怖でみんなを支配下に置こうとして嫌われていたモリシゲ役の山下リオの怪演とはかなさ、本人とは真逆な弱々しい女子を演じた増田有華と若手女優の頑張りが目についた。
キャストに鈴木勝大がいた時点で即死はあり得ないと思っていたが、なかなか罪深い役を背負った難しい役だったと思う。彼が罪を着せたせいで死んだと思われた工藤綾乃が生きていたというのがせめてもの救いか。出来ればもう少し彼の心情を描いて欲しかったかな。あとモリシゲとクソ親との関係が心配。エンディングで例えば暴力をふるっていた旦那と離れて母親と2人で生活を始めたシーンとか少し救いのあるシーンが欲しかった。
放送が深夜帯だしテレ東なので視聴率としてはそんなに高くはないと思うけど満足満足。
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