所詮は30年前の作品のリメイクだからと舐めていたが、いやはや途中でだれる事もなく8話の家庭崩壊から一気に加速して最後まで駆け抜けたなぁ。
櫻井翔の吉本荒野は「ザ・クイズショウ」の神山悟のイメージがちらついたが、それを考慮したとしても好演…いや怪演だったと思う。彼のドラマの代表作になったと言ってもいいかもしれない。
板尾創路の真面目なシーンの中にちょっと出てくるアドリブかと思っちゃうコミカルな一言が絶妙だったし、鈴木保奈美の心が壊れていくシーンの不気味さもゾクっとした。しかし目尻のシワも増えて「あの鈴木保奈美も年取ったなぁ」と思ったがそれでも彼女はキレイだった。
吉本荒野をサポートして3役を見事にこなした忽那汐里も良かった。「家政婦のミタ」で一気に知名度が高くなった彼女だけど、私はあのドラマの彼女はイマイチだったと思ってる。前回の「泣くな、はらちゃん」も中盤くらいまでは良かったが後半の出番の少なさもあって失速した感じだったので、今回の彼女は最後まで完走出来ていて高く評価したい。
1話目で板尾にクビを切られた宮川一郎太が最終回に逆の立場で登場したのは何となく読めていたが、それでもちょっとニヤッとする演出だった。
こうなると昔の長渕版が見たくなっちゃったが再放送してくれないかな~。
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